SEO対策講座(第14回)ホームページのユーザビリティとSEO対策の関係とは?

Googleが発表している検索エンジンの評価基準の中には、内部対策、外部対策の他にユーザビリティについての項目がいくつか存在しています。今までのSEO対策は、内部や外部対策について注目されることが多かったですが、今後はユーザビリティについての評価項目が重要視されてくると考えられています。

今回は、ホームページのユーザビリティ向上のためにチェックすべき点・改善すべき点を取り上げていきます。ユーザーにとって便利なホームページを作り上げることは、SEO対策以外でも重要なことですので是非ご一読を。

複数ブラウザへの対応チェックを行おう。

ブラウザとは、インターネットを閲覧するためのソフトウェアのことです。

代表的なブラウザとしては、Internet Explorer・Firefox・Safari・Chromeなどが挙げられます。日本ではWindowsに標準搭載されている「Internet Explorer」のシェアが55.8%(2013年3月時点)と最も高くなっています。

HTMLやCSSでコーティングしたページは、使用するブラウザによって「見え方の違い・レイアウトのズレ」が生じる場合があります。趣味の範囲でサイトを運営する場合には最も利用率の高い「Internet Explorer」を基準にサイト制作を行えば問題ないと割り切ることもできます。しかし、企業サイトや商用利用目的のサイトでは、ひと通りのブラウザへの対応が求められます。

ブラウザごとの表示の違い自体はSEOに直接影響しませんが、サイトのレイアウトにズレがあるとユーザーを困惑させ、ページ離脱率を上昇させてしまいます。ページ離脱率はアクセス数にも深く関連してきますので、結果的にサイトの注目度が低下し、順位下落にも繋がってきます。

そこで必要になってくるのが、ブラウザチェックです。

どのブラウザで見てもズレや表示の違いがないようにチェックして、ユーザーがホームページを見やすい環境を整えるということです。少なくともInternet Explorer・Firefox・Safari、この3つのブラウザで表示の違いがないか、レイアウトにズレが生じていないかを確認するようにしましょう。(ホームページの内容によっては、他のブラウザを利用するユーザー割合が多くなることもあります。アクセス解析のブラウザ環境を見て、対応範囲を決めると良いでしょう)

さらに最近ではスマートフォンを使ってホームページを見るユーザーも増えてきましたので、こちらを想定した制作が必要です。

スマートフォン対応の方法はいくつか存在します。大きくは2つで、スマートフォン対応のサイトを別途制作して切り替える方法、そして、レスポンシブWebデザインによるコーティングを行うという方法です。こちらについての詳しいご説明は、今後の講座の中でご紹介していきたいと思います。

アンカーテキストリンク色にメリハリを付けよう。

SEO対策において、アンカーテキストリンクの重要性は今までの講座(SEO対策講座(第12回)SEOに効果的にな内部リンクの最適化方法を知ろう。)で説明してきたとおりです。

アンカーテキストの設定方法については、ユーザービリティの観点からも設定方法について注意点があります。

簡単に言うと、「本文テキストとアンカーテキストの色分けを行いましょう」ということです。

例えば、もしリンクタグ(aタグ)が設定されたテキスト部分が、本文中のテキストと同じフォント色で設定されていたらどうでしょうか?

ユーザーはリンクが設定されているテキスト部分を見るけることが難しくなるはずです。リンク先が見つからないということは、目的とするページへと辿り着くことが難しくなるということです。

このようにユーザービリティの低いホームページでは、訪問ユーザーの離脱率を高めることとなり、最終的にSEOに悪い影響を及ぼす可能性があります。

対応策としては、リンクするテキストには他のテキストとは異なる色を指定してメリハリをつけたり、アンダーラインをつけたりすることです。CSSを使ってホームページ制作をしていれば簡単に変更することが出来ます。

また、同じくCSSの詳しい設定になりますが、:link・:visited・:hover・:activeなどの設定にもメリハリをつけることで、ユーザーにリンク部分を正しく認識させることができ、ユーザービリティを高めていくことができます。

ページ表示スピードを最適化しよう。

ホームページの表示スピードとSEOの関連性は近年になって非常に高くなって来ました。

ホームページの表示スピードは、サーバースペックの他、画像、ファイルサイズ、Flash、javascriptなどのプログラム利用などの影響を強く受けます。

表示スピードが遅いと、ホームページが全てが表示される前にブラウザの「戻るボタン」や「閉じるボタン」をクリックしてページから離脱してしまいます。みなさんのホームページ内容に有益な情報があったとしても、表示される前にページ離脱されては意味がありません。

表示スピードを速くするためには、1ページあたりのファイルサイズを小さくすることが基本となります。

具体的には、次のような方法が考えられます。ページ表示速度が遅いと言う方は、チェックしてみましょう。

■画像をテキストに変更してみる。
画像はテキストに比べてファイルサイズが大きくなります。可能な限り1ページあたりの画像ファイル数とサイズを少なくすることでページ表示速度アップさせることが期待出来ます。

また、どうしても画像で表現しなければならないこと以外は、なるべくテキスト文章で表現するようにすることも効果的です。ページ表示速度に関してだけでなく、SEO対策効果としてもテキスト文章のほうが評価される傾向にあります。

■Flash&javascriptプログラムを削除する。
必要以上に動きのあるデザインやホームページ機能は、ユーザーに不快感を与えるだけでなく、ページの表示スピードにも大きな影響を与えます。

当然、ユーザーにとって意味のあるプログラム利用であれば良いのですが、そのようなホームページは往々にしてユーザー視点を無視して制作されたものが多いようです。

Flashやjavascriptなどのプログラム利用はなるべく最小限の利用に留めることで、表示スピードを改善させることが出来ます。

※ファッションやブランド系など、高いデザイン性が求められるホームページは、どうしてもファイルサイズが大きくなりがちですが、ある程度の妥協も必要になってくるでしょう。自社が訴えたいものと、ユーザビリティのバランスについて良く検討する必要があるでしょう(とても重要な点です)。

アフィリエイトリンクの多用はSEO効果を下げる?

ホームページにアフィリエイト用のリンクを数多く設置している場合は、検索エンジンからの評価を下げる可能性がありますので注意が必要です。アフィリエイト広告ばかりで構成されたサイトが評価されにくい理由としては、どうしても似たような情報コンテンツ(コピーコンテンツ)になりがちで、独自性の高い情報コンテンツを作成するのには不向きな傾向にあるためです。

また、アフィリエイト広告だらけのホームページは、ユーザビリティの観点からもおすすめ出来ません。広告ばかりのホームページにユーザーが訪れたとしても、広告に埋もれて目的とする情報に辿りつけなかったり、そもそも価値ある情報にはなりにくためです(つまりユーザーにとって無意味なページに誘導されたということになります)。

もちろん、アフィリエイト広告を設置することが悪いわけではありません。あくまでも大切なのはユーザーにとって価値ある情報として工夫されているかどうかです。具体的には、アフィリエイト広告の周辺に「リンク先の情報やおすすめポイントなどを記載するなど」で、オリジナル性が高まり、単なる広告と比べるとユーザー価値の高い情報コンテンツになります。

アフィリエイト広告を設置する際は、よりオリジナル性の高い情報コンテンツを作っていくことが重要です。

まとめ

SEO対策とユーザビリティーは別々の考え方として捉えられることが多いです。確かに検索エンジンの評価方法が単純な時代には、切り離して考えていてもSEO効果を得られていました。

しかし、最近では検索エンジンの評価方法も”より本質的”になってきています。本質的とは、ユーザー視点に立って本当に価値あるホームページを上位表示させるということです。検索エンジンのこういった進化の流れは、今後も続いていくでしょう。

今後は、SEO対策とユーザビリティーの両方を意識して考えていくことが重要になってくるということです。まだ直接的にSEO効果に影響を与えないものもありますが、中長期的に見れば必ず必要になってくる考え方です。

ユーザビリティーを考慮したサイト設計は、SEO観点からも必ずプラスに作用します。内部対策の一環として、繰り返し改善&修正を行っていきましょう。

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著者: マケスタ運営スタッフ

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