効果を上げるランディングページを作るには、テストを行い、よりよいものに改善していくLPO(ランディングページ最適化)が必須です。
テストを行う際には、いくつか作成したパターンページでのコンバージョンを比較するわけですが、このパターンページの作成時、オリジナルページからどこを変えれば良いのか、と迷うことはありませんか?
今回はランディングページのパターンを作成する時にチェックする7つのポイントと、より良くするための方法をご説明したいと思います。
まず、ランディングページの中でも最も目立つ位置にあるキャッチコピーをより魅力的なものに変えることができないか、考えてみましょう。キャッチコピーはファーストビューに配置するのが基本です。目的はページをスクロールして、読み進ませることにあります。
そのためには、ユーザーの視点に立ち、具体的なベネフィットが感じられるものにするのがポイントです。
サービスや製品を使うと、「どんな良いことがあるのか?」を分かりやすく表現出来るキャッチコピーを考えてみてください。
引用:Firefox is Green | Blog of Metrics
お申込み、資料請求、商品購入など、ユーザーに意図した行動を起こさせるためのボタンです。ページ内でも特に目立たせる必要があります。一般的には赤やオレンジなど、暖色系のカラーがよく使われますが、ページ全体のデザインによって最適なボタンのカラーは違っています。
古い情報になりますが、上記はブラウザのFirefoxがボタンの色違いによってユーザーの反応がどう変わるかを発表した内容です。緑、紫、黄色、青などのパターンで検証していますが、最も効果が高かったのは上記画像にある「緑(グリーン)」だったということです。
A/Bテストを行う際は、自分のサイトデザインにおいてより認識しやすいのはどれか、という視点で複数パターンを準備して検証する必要があります。
引用:The Anatomy Of A Perfect Landing Page
ランディングページのページレイアウトはFライン・Zラインなど視線の誘導を考慮して作ります。ユーザーがストレスを感じることなくコンバージョンに辿り着けるレイアウトを見つけるため、複数の形式をテストしてください。上記は理想的なランディングページとして紹介されているレイアウトと要素です。必要な要素がファーストビューで網羅されているのが分かります。
もちろんこちらのレイアウトが全てではありませんが、一から作るのは手間がかかりますので、まずはこのようなお手本となるランディングページのレイアウトパターンを試して、徐々に要素を変えてA/Bテストを行なっていくのが良いでしょう。
引用:長寿の里 | つかってみんしゃい よか石けん
メディア掲載実績や、実際に商品・サービスを利用したユーザーの声、運営者の顔や会社風景など「信頼性」「安心感」を感じさせる要素をいくつか考えてみましょう。
メディア掲載は権威ある他者からの「保証」になりますし、運営者の顔が見えないことの多いウェブ上では、ユーザーや運営者など実際に関わっている「人の存在感」の有無が情報の信頼性に大きく影響します。
初期無料、送料無料、返品保証、今だけ◯◯など、コンバージョンに対して提供されるものを「オファー」と言います。お申込みボタンの周りに設置する要素です。商品・サービスについて購入検討しているユーザーに対して、不安要素を払拭したり、後押ししたりする効果があります。
ユーザーの行動を促すだけの魅力があるものにすることはもちろんですが、「そのオファーを得るために何をすれば良いのか」は明確にしておきましょう。このあたりの説明が分かりにくいと、ユーザーのクレームに繋がってしまう可能性があります。
引用:長寿の里 | つかってみんしゃい よか石けん
メインキャッチ画像は、ものによってはここまでご紹介してきた複数の要素を補完することができる強力なアイテムです。メインキャッチ画像は、「1.キャッチコピー」と同じくファーストビューに配置することが基本です。
クオリティの高いキレイな画像というだけでなく、「ベネフィットや商品の特徴がイメージで伝わること」が重要です。上記の画像は石鹸の通販で有名な「長寿の里 | つかってみんしゃい よか石けん」さんのランディングページです。商品の特徴である泡立ちの良い石鹸を、せっかんのパッケージ画像だけでなく、実際に石鹸を泡立たせて手にとっている画像でうまくアピールすることが出来ています。
また、「ベネフィットを得て目標を実現した一歩先の成功者」を表すような画像を選ぶことも重要です。商品やサービスを購入することで、憧れの存在に近づけるとイメージさせることが出来るからです。ここでポイントとなるのが、「一歩先の成功者」という点です。
自分とはかけ離れすぎた成功者イメージでははなく、「ちょっと頑張れば自分も同じようになれるかも」と思えるような等身大イメージがポイントです。
ここまで、ランディングページのコンバージョンを上げるために改善すべき項目についてご説明してきましたが、成果を上げるためには、これらのテストを行うことと平行して、的確なキーワードからの流入を確保することが重要です。
流入はあるのにコンバージョンに繋がらないという場合には、ランディングページの内容を見直すだけでなく「どのようなキーワードで流入があるか」を分析してみましょう。比較的コンバージョンに繋がりやすいキーワードとそうでないものがあるはずです。
この「コンバージョンに繋がりやすいキーワード」を使うユーザーを知り、この層に商品やサービスの魅力が伝わるランディングページ作りをしていきましょう。
また、コンバージョンに繋がっていないキーワードを使っているユーザーに対しては、別のランディングページを作りそちらへ誘導することで適切にアプローチすることができるかもしれません。
このようにニーズを深く掘り下げ、できる限り細やかにユーザーに対応したページを作っていくことでそれぞれのランディングページのコンバージョンを上げることができます。
今回ご紹介した7つの要素のテストとユーザーニーズ調査、ぜひ試してみてください。
著者: マケスタ運営スタッフ
マーケスタイル(通称:マケスタ)の運営事務局です。ホームページ運営に基礎から応用まで、役立つ内容を分かりやすくご紹介していきたいと思います。
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