Facebookを使ったソーシャルマーケティングの効果と始め方

大企業を中心にソーシャルメディアを使ったマーケティング手法も一般化してきましたが、中小企業で本格運用されているところはまだ少ないと思います。

何となくFacebookやTwitter、最近ではLineなどのソーシャルメディアが盛り上がっているのは知っているけれど、いまいち本気で取り組むことが出来ていないのは、「ソーシャルメディアを使って、本当に効果があるの?」という点で分かりやすい情報を知らないからだと思います。

確かにソーシャルメディアが登場して間もない頃には、とりあえず「いいね!」ボタンを設置してみたり、Facebookページを作ってみたりという表面的な方法ばかりでしたので、分かりやすい成果を出している企業もありませんでした。また、効果測定についてあまり洗練されていなかったため、何となく効果がある気はするけれど、果たしてやり続けるだけの価値があるかどうかが分からないと、途中で運用を止めてしてまった方も多いと思います。

今回は、これからソーシャルメディアを活用したマーケテイングを行おうとしている人、そしてもう一度きちんとやり直したいという人のために、「いったいどの程度の効果があるのか?」についてご紹介したいと思います。

Facebookでいいね!した後に商品・サービスを購入したのは7%以上

上記のデータによれば、Facebookページに「いいね!」をしたユーザーの「7.2%」が、その企業の商品・サービスを購入したということです。世間では、「いいね!」を押させても結局は販売につながらないということが通説となっているようなところもありますので、今までソーシャルメディアによる効果に疑心暗鬼だった人からすると、この数値結果はビックリするかもしれません。

もちろん、商品・サービスの内容によってこの数値は大きく変わる可能性があります。しかし、重要なのはやり方によっては販売に直結させることが出来るという事実です。

どのようなマーケティング手法も最初は眉唾なものが多いですが、何時の時代も取り入れるのが早い企業が先行者メリットを受けやすいです。
検索エンジンを活用したマーケティング手法は、中小企業においても一般化してきましたが、ソーシャルメディアをうまく活用出来ている企業はまだまだ少ない状況ですから、はじめるなら今でしょう。

Facebookは認知・きっかけづくりと考えると良い

FacebookやTwitterを活用したマーケティング効果を、検索エンジンマーケティングを同じように”今すぐ顧客の刈り取りだけ”を意識し過ぎると見誤ります。

何が言いたいかというと、ソーシャルメディアを使っているユーザーは検索エンジンと違って目的意識が薄いことがほとんどです。
これはソーシャルメディアの利用目的を確認するとあきらかで、ほとんどのユーザーは友人や家族とのコミュニケーションのためとなっています。
そのような目的意識の薄い、何となくその場に居るようなユーザーに対して、検索エンジンと同じアプローチを行なっていてはいけません。

ソーシャルメディアの特徴は、ちょっとした時間にも利用しているということです。これはスマートフォンの普及により、いつでもソーシャルメディアを利用できる環境が整ってきたということも影響しています。このようなユーザーをいきなり販売まで結びつけていくのは、難易度が高いです。

では、まずどうすれば良いのか?

まずはメールアドレス獲得に集中しよう

まずは将来の見込客との接点を持つこと、つまり「リストを獲得すること」に集中することで最終的な成功確率を高めます。

ここで言うリストとは、メールアドレスやその他の連絡先情報です。基本的には最初の段階ではメールアドレスだけを取得するようにして、登録障壁を下げるのが良いでしょう。

ここで取得したリストに対して、定期的なアプローチを行なっていくことで、ユーザーの認知度や信頼度アップを図っていき、最終的には自社商品・サービスの購入やファンになってもらうという流れになります。

この流れは営業プロセスと同じです。まずは相手の連絡先を知り、単純接触回数(電話・訪問など)を増やして信頼関係を持つことにより、「この企業(人)のすすめる商品・サービスであれば間違い無い」と思ってもらうということです。

中心となるのは魅力的なコンテンツ提供

大企業のFacebookマーケティング事例を見ていると、大規模なイベントやキャンペーンなどが取り沙汰されることが多いですが、目立つことをやれば良いというわけではありません。

先ほどのデータ調査結果にもありますが、「なぜそのFacebookページのファンになりたいと思ったか?」という質問に対して、”興味のある情報を配信している(55%)”という理由を半数以上が回答しています。また、「友達に薦めたいFacebookページとはどういうページか?」という質問に対しても、”興味のある情報を配信している(38%)”と高い回答数になっています。

確かにイベントやキャンペーンをFacebookで告知することは、認知を拡げるという意味では手っ取り早いかもしれません。しかし、その内容が最終的に自社の商品・サービスを購入するユーザーの興味と結びついていなければ、販売までつなげられる確率はグンと下がってしまうでしょう。

それよりも、最終的に販売まで見据えてユーザーにアプローチするためには「魅力的な情報コンテンツを発信すること」が結果的には効率的と言えます。

まとめ

Facebookを始めとしたソーシャルメディアは今後さらに普及していくことでしょう。インターネット上においては、検索エンジンを追い越す勢いでマスメディア化していくのは間違いありません。また、文中でも触れましたがスマートフォンやタブレットなどの多様な機器の登場によって、今まではインターネットを積極利用しなかったユーザー層がどんどん増えていきます。

この記事のタイトルは「Facebookを使ったソーシャルマーケティングの効果・・・」としましたが、重要なのは「効果があるからやろう」ではなく、新しいメディアやユーザー行動が一般化した際に、これらのユーザーに対してうまくアプローチをして商品・サービスを購入してもらう方法を考えるというです。外部環境がどれだけ変わったとしても、ビジネスの基本となるのは「顧客」になります。迷ったときは、彼らが何に悩んでいて、どのようなものを求めているのかに立ち返ってみることです。

引用:Facebookって効果あるの?と思った時に見るべき16個の調査結果

著者: 吉田 敦彦

(株)オルカ代表。富士通、DIVAにてERPや会計システムのコンサルティングを経験。その後、戦略系マーケティング会社の役員、マーケティングツール「Ferret」の事業部長及びプロデューサーを経て、オルカを立ち上げる。中小企業を中心としたホームページ戦略や担当者育成・コンサルティング・ツール開発を手がける。

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