ECサイトの集客コストを最小化するSEO対策

ECサイトにおいて新規ユーザーの集客・獲得は、最も注力しなければいけないことの一つです。前回の「ECサイトで新規ユーザーを集客・顧客化に必要な考え方」では、新規顧客獲得に必要となるコストの考え方についてご紹介しました。

今回は、新規顧客獲得コストを最小化するための方法として、ECサイトのSEO対策についてお話していきたいと思います。

1.SEO対策は広告コストを必要としない

ECサイトにおいて、自社商品やブランド名で検索エンジン上位表示させることは、集客の基本となります。検索エンジン上位表示させるための手法としては、PPC広告とSEO対策があります。

前者については、上位表示させたいキーワードを入札して、クリックされるごとに課金されるという性質のため、売上に応じた予算が必要になってきます。

後者のSEO対策については、知識とテクニックを身につけてうまく上位表示させることが出来れば無料で集客出来ることになります。ここで勘違いしてはならないのが、SEO対策を行うにあたって、広告コストはかからないが、人件コストが必要ということです。自分自身で行うことが出来れば、支払う予算はゼロかもしれませんが、実際には人件費というコストとなります。

しかし、PPC広告と大きく違うのは、従量課金では無いという点です。狙うキーワードやサイト規模にもよりますが、SEO対策を行うために必要な人件コストは一定値に落ち着きますので、最終的には費用対効果を抑えることが出来るというわけです。

2.日本最大級ECサイト「Amazon」から学ぶロングテールSEOの概念

「20%の人気商品が全体の80%の売上を占める」というパレートの法則がマーケティング理論の一つとして有名ですが、日本最大級ECサイト「Amazon」においても「人気商品ではない商品の総売上が、全体の売上げの80%を構成する」というロングテールの法則が見受けられます。

これをSEOに当てはめたものが「ロングテールSEO」という概念です。特定キーワードでの上位表示だけではなく、関連する様々なキーワードで自サイトを検索結果の上位に位置づけ、より幅広い検索を行うユーザーを獲得するためのSEOとなります。

ECサイトにおいてロングテールSEOを実現させるためには、商品別のディレクトリ構成を最適化するなど、サイト全体を見ての対策が必要となってきます。

SEO対策を意識したホームページ階層構造は、「ホームページの階層構造とページ増加の注意点」が参考になります。

3.ECサイトはコピーコンテンツ扱いされやすい(パンダアップデートへの対応)

ECサイトのSEOを行う場合、パンダアップデートの存在が大きな脅威となります。パンダアップデートは、2012年に日本で施行されたGoogleの大規模アップデートです。これにより、多くのサイトが影響を受け、集客数減少の事態へと追い込まれました。注目すべき点は、ECサイトは特にパンダアップデートの影響を強く受けたということです。以下のようなECサイト独自のサイト構成が存在したためです。

3-1.バリエーション別の商品ページ

1商品で複数のカラーバリエーション/異なるサイズをラインナップとして、商品ページをそれぞれ設ける際、類似した内容のページが複数生成されます。パンダアップデートでは、このような類似したページの評価を著しく低下させ、そのページが多い場合には、サイト全体の評価ダウンへと影響します。

対策としては、バリエーションごとに異なるテキストを用意し(ショップ側からのコメントなど)、ページにユニーク性を持たせることです。

3-2.全ページ共通のショッピングガイド欄

前回の講座でお伝えしたように、ECサイトではショッピングガイドをコンテンツの一つとして設置する必要があります。しかし、サイト内の全ページ(主にフッター部分)にショッピングガイドをテキスト形式で記載するのは、SEO観点から好ましくありません。1ページあたりの重複率を上昇させてしまうからです。

SEOを考慮してショッピングガイドを設置するには、ページを単体で作成し、全ページからショッピングガイドページへのリンクを設置します。そうすることで、重複する部分のテキストがなくなり、各ページのユニーク性を保ちつつ、全ページからユーザーをショッピングガイドへと誘導させることができます。

まとめ

検索エンジンからの集客を実現させるためには、ある程度の期間が必要となります。しかし、一度検索エンジンから効率的に集客が行える仕組みを作り上げてしまえば、新規ユーザー獲得にかけるコストは最小限に抑えることができます

また、今回の記事でご紹介出来なかったSEO対策についての詳しい内容は、「SEO対策講座」に記載しておりますので、お時間ある方はご参照くださいませ。


著者: マケスタ運営スタッフ

マーケスタイル(通称:マケスタ)の運営事務局です。ホームページ運営に基礎から応用まで、役立つ内容を分かりやすくご紹介していきたいと思います。
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