ECサイトの運営代行(アウトソーシング)を利用するメリットとデメリットとは?

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前回の記事では「在庫管理」に関してのご説明をしてきました。今回から2回にわたって「アウトソーシング」についての内容を詳しくご説明していきます。

前回の記事はこちら:ECサイト作成講座(第18回)在庫管理のポイント

運営代行(アウトソーシング)のメリットとデメリット

アウトソーシングは、自社の業務内容の一部を各分野の専門企業に委託することを指します。アウトソーシングには次項でご説明するようなメリット/デメリット双方が存在し、どこに重点を置くかによって、利用するか否かの判断/利用の仕方は大きく変わってきます。

アウトソーシングのメリット/効果

アウトソーシングを実施することにより、以下のようなメリット/効果を得ることができます。

●運営の効率化
これまでの講座でご説明してきたECサイト実務(サイト制作/在庫管理/配送業務など)をアウトソーシングすることにより、運営の負荷が軽減されます。また、運営の負荷が軽減されることにより、自社の専門的分野(得意とする分野)に専念できるようになります。

●運営コストの削減
ECサイト運営における固定費を変動費へと変えることができます。自社の状況により、契約期間内の一時的な費用のみで、従業員を増やさずに業務遂行の維持拡大が柔軟に行えます。それにより、雇用の際に必要となる教育コスト/募集掲載費用/採用時の人的コスト、さらには退職金/福利厚生等のコストも必要としなくなります。

・自社にない専門能力の活用ができる
自社にない専門能力を、業界内で標準以上のスキルを持つ専門性の高い企業に委託することができます。それにより、自社内に高い専門的スキルを確保することができ、品質の向上/安定化へと繋げることができます。

アウトソーシングのデメリット/注意点

上記で示したアウトソーシングのメリットに対し、アウトソーシングの実施において、以下のようなデメリット(リスク)も潜むということを予め理解しておく必要があります。

●自社内部の透明化
本来は自社内で行う業務を委託することにより、業務内容の細かな部分が把握できず、自社で各業務のコントロールが行えなくなります。アウトソーシングを実施する際には、委託先の企業と密に連絡を取り合い、委託業務の現状理解に努めるようにしましょう。

●自社内にノウハウ/スキルが蓄積されない
アウトソーシングを実施することにより、自社内に専門性のあるノウハウ/スキルを蓄積させることができません。委託する業務に関して無関心とならず、委託先企業とのコミュニケーションの中で、自社内にノウハウ/スキルを吸収していくようにしましょう。

アウトソーシング導入時期からみる業務内容

前項でご説明したようなアウトソーシング実施時におけるメリット/デメリットを理解した上で、次にアウトソーシングを実施する時期に関して、具体的な委託内容を挙げながらご説明していきます。

ECサイト構築段階

ECサイト構築段階では、主にサイト制作面でのアウトソーシングを検討する必要があります。以前の講座でもご説明した様に、サイト制作は自社内の制作スキルの有無に大きく依存します。

自社内でスキルを所有している場合は、サイト制作を委託する必要性は低く、また、楽天/Yahoo!ショッピング/ショップサーブ等のASPをEC構築に採用している場合は、テンプレートを用いて基本的なサイト制作が行えます。自社が求めるデザインが、自社のスキルやASP装備のテンプレートも活用して実現できるようでしたら、アウトソーシングは不要となります。

サイト制作スキルを所有していない場合、または、より高いデザイン性を求める場合には、積極的にアウトソーシングを検討する必要があります。自社内でスキルを取得することも可能ですが、時間的コストを考慮するとアウトソーシングによる制作を行った方が効率的といえます。

ECサイト開店後

ECサイト開店後間もない時期は、集客に最も苦戦を強いられます。そこで、集客プロモーション全般におけるアウトソーシングの検討を行います。集客に関するアウトソーシングの中には、SEO対策やPPC広告、メルマガ運用など様々な分野が存在します。いずれにしても高い専門性を持つ企業に委託することで、販売促進を効率的に進行していけるようになります。

しかし、集客におけるアウトソーシングを検討する際、前項でご説明した「自社内にノウハウ/スキルが蓄積されない」という部分が、コスト以上に重くのしかかってきます。ですので、サイト開店時は安易に集客を全面的に委託するのではなく、自社で集客スキルを取得していく姿勢を保ちつつ、アウトソーシングにおける効果/リスクを長期的視野で検討していく必要があります。

ECサイト成長段階

ある程度の売上げ/集客が実現してきた際、サイト運営の効率化/コスト削減に重点を置いたアウトソーシングを検討します。具体的には配送業務や在庫管理業務の委託が挙げられ、また、この段階ではEC運営の専門的スキルを持ったプロ(コンサルタント)の客観的アドバイスも有効となってきます。

まとめ

アウトソーシングを検討する際には、自社で行う業務と委託する業務の区切りの範囲/期間を明確にすることが重要となります。

また、アウトソーシングした後も、業務を委託したことによって得られる効果の検証/分析を定期的に行い、時間的コストも含めた費用対効果の向上に努めていきましょう。

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著者: マケスタ運営スタッフ

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