ECサイト作成講座(第15回)コンセプトの明確化が商品開発・ホームページ作成を成功に導く

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ビジネスにおいてコンセプトが大切ということは良く言われます。売れる商品やサービスの共通項としても、明確なコンセプトは前提条件のように語られています。

しかし、コンセプトという言葉の意味や使い方について、はっきりと知っている人は意外と少ないようです。

今回はコンセプトの意味とECサイト運営に活かす方法についてご説明していきます。

そもそもコンセプトとは?

Wikipediaでは、コンセプトの意味を次のように説明しています。

 

概念(がいねん)コンセプト(英: concept)とは、物事の総括的・概括的な意味のこと。

 

ある事柄に対して共通事項を包括し、抽象・普遍化してとらえた意味内容で、普通、思考活動の基盤となる基本的な形態として頭の中でとらえたもの。イメージなど。

 

いかがでしょうか?ちょっと理解するのが難しいですよね?

 

まあ、簡単に言ってしまうと「考え方」と言うことでしょうか。

 

重要なのは、ビジネスにおけるコンセプトがどのような意味合いで使われているかです。ここで、コーヒーショップで有名なスターバックスのコンセプトが分かりやすいのでご紹介しましょう。

 

スターバックスは自分たちの店舗を単なるコーヒーショップとは考えずに、「サードプレイス」と捉えています。サードプレイスとは、自宅でも職場(学校)でも無い、第三の場所という意味です。つまり、自宅や職場以外でくつろげる空間を提供していくのがスターバックスの考え方、つまりコンセプトということです。

 

確かに、他のコーヒーショップと違った居心地の良さがあるため、ちょっと高くてもリピートしてしまうというイメージがありますよね。これがビジネスにおけるコンセプトが持つ力です。

 

つまりコンセプトとは、競合企業には無い差別化ポイント、他では経験することが出来ない付加価値などを言葉にしたものと理解出来ます。

ECサイトにコンセプトを活かす4つの方法

ECサイトにおいてもコンセプト作りは重要です。商品開発、ホームページ作りなど、あらゆる活動に影響を与えることになります。

ここでは、コンセプトを活かすことが出来る具体例についてご紹介していきます。

1.オリジナル商品・サービス開発に活かす

コンセプト作りが最も効果的に働くのが「オリジナル商品・サービス開発」です。ECサイトではメーカー商品を仕入れて販売する場合も多いですが、最終的には粗利の高い自社オリジナル商品を販売していくのが王道です。

オリジナル商品開発において、何となく売れ筋の商品と似たものを作ると失敗するケースが多いようです。このような失敗の原因は、商品開発段階において「明確なコンセプト作り」が出来ていないことが多いです。

既に売れている商品があるなら、その商品と比べて「どのような点で差別化するのか?(コンセプト)」を明確にする必要があります。この際、ユーザーにとって意味のある差別化ポイントを作り上げることが重要です。

差別化を行うための具体的な要素としては、価格、品質、サービス、ブランド、デザインなどが含まれてきます。商品開発段階でコンセプトを明確にしておけば、何に注力すれば良いのか、販促方法はどうすれば良いかなど、全体的な戦略にも一貫性が生まれてきます。

2.戦略の一貫性を保つことに活かす

前述したとおり、商品開発段階でコンセプトを作り上げておくことで、その後の戦略にも一貫性が生まれてきます。戦略の一貫性はとても重要です。例えば、低価格を売りにした商品にも関わらず、高級感のあるパッケージやホームページデザインだったらどうでしょうか?一貫性が無いため、ユーザーにとっては分かりにくいものとなってしまいます。場合によっては、「高級感があるのに、こんな値段で大丈夫なの?」と不信感を抱くことにもなりかねません。

このような状況を防ぐためには、事前にコンセプトを明確にすることです。全体的な戦略に一貫性を持たせることで、商品やホームページの持つ力を最大限に発揮することが出来るのです。

3.ホームページ作成に活かす

ホームページを作るときにも、まずはコンセプトの明確化が必要です。コンセプトを明確にした上で、ユーザーにとって魅力的なデザインやコンテンツを作り上げていくのです。最初にコンセプトを明確にすることで、ホームページ全体を通して一貫したイメージやメッセージを伝えていくことが出来ます。

また一貫性を持たせることは、ユーザーの記憶に残りやすいというメリットもあります。その場では商品購入に至らなくても、改めて購入意欲が高まったときに記憶に残っていれば、再来訪する可能性が高くなります。さらに、自分の友人・知人が似たような商品を求めていた場合に、記憶されていると口コミされる可能性も高くなります。

4.コンテンツ作りに活かす(特集、キュレーション)

ECサイトの売上アップに欠かせないのが特集コンテンツです。特集コンテンツは、既存商品の内容は変えずに、ユーザーに新たな視点を持たせることが出来ます。特集コンテンツを考える際にも、コンセプトの考え方は活用出来ます。

例えば、メガネ通販のサイトでは下記のような特集コンテンツが組まれています。

  • 軽量メガネ特集
  • 黒縁メガネ特集
  • 花粉症対策メガネ特集
  • 可愛いメガネ特集

いかがでしょうか?それぞれの特集ごとに、反応するユーザー層が違ってくることが想像出来ると思います。重要なのは、メガネという商品自体は何も変わっていないということです。既に存在している商品に対して、新たな切り口を与えることで、ユーザーに対して今までとは違った視点(気づき)を与えているのです。

まとめ

コンセプトの作り方や活用方法を学べば、売上を倍増させることが可能です。今回ご説明したとおり、コンセプトは商品やサービス販売全てに関わる本質的なものです。

ユーザーにとって価値があり、競合他社には真似できないようなコンセプトを作り上げて、うまく活かすことが出来れば強力なツールになります。

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著者: マケスタ運営スタッフ

マーケスタイル(通称:マケスタ)の運営事務局です。ホームページ運営に基礎から応用まで、役立つ内容を分かりやすくご紹介していきたいと思います。
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