ECサイト作成講座(第8回)ユーザーの興味を惹きつける人気ランキングの作り方

前回の講座ではユーザービリティに重点をおいたECサイトのコンテンツ作りについてご説明しました。(ECサイト作成講座(第7回)Q&Aページとサイト内検索の導入

今回はユーザーの興味を惹きつけて、実際に販売へのつなげていくことが出来るコンテンツ作りについてご紹介していきます。

商品の人気ランキングでユーザー興味を誘導しよう。

売れ筋商品の人気ランキングをコンテンツ化することで、欲しい商品がまだはっきりしていないユーザーの興味を誘導することが出来ます。

そもそもECサイトに訪問してくるユーザーにはいくつかの特性があります。それぞれの特性に応じたサイト作りを行なっていくことが大切です。

訪問ユーザーの特性は大きく3通り

ECサイトを訪れるユーザーの特性は、大きく以下の3つに分類することができます。

①特定の商品に興味/購入意思があるユーザー
②特定商品に対する購入意思はないが、ECサイト(ブランド)に興味があるユーザー
③商品の情報を一切持たず、ネットサーフィンによって辿りつくユーザー

このようなユーザーの特性を理解し、それぞれに合ったアプローチ/コンテンツ提供をしていく必要があります。具体的には、①に対してはリピーターへと繋げるアプローチが必要となり(リピーター化に関しては今後の講座で詳しく解説)、②③のユーザーに関しては、まず商品を認知させることが第一の目標となります。

ランキング化で商品に対するユーザーの興味を誘導しよう。

商品に対しての情報を持たない②③のユーザーに対しては、売れ筋商品をサイト側から紹介(ランキング化)することで、商品に対する興味を誘導することができます。

また、「ECサイト作成講座(第5回)商品ページ作成とサイト内文章の最適化」でご説明した通り、ランキングは大変効果的なキャッチコピーともなります。トップページをはじめとした各ページに設置する意義はとても高いです。主な設置場所としては、全ページ共通のサイドメニューに設置すると効果的でしょう。

人気商品ランキングを作成する際のポイント

人気ランキングをより効果的に見せるために、いくつかの作成ポイントがあります。

■商品画像をサムネイル表示する
人気ランキングには必ず商品画像を含ませるようにしましょう。テキストだけで作られた人気ランキングに比べて、より直感的に商品イメージを伝えられるため、クリック率を高めることが出来ます。

また、さらなる効果アップを狙うために商品のキャッチコピーや説明文なども記載すると良いでしょう。「この商品を詳しくチェック!」などの思わず続きを見たくなるようなアンカーテキストでリンク付けを行い、商品ページへとアクセスを誘導します。

■カテゴリ別のランキングを準備する
商品ランキングはECサイト内で1つ存在すれば十分となりますが、さらにカテゴリごとにランキングを細分化させることで、よりユーザーのニーズに合った情報提供が可能となります。

また、詳しい説明が求められない商品に関しては、価格をしっかりとランキングコンテンツ内に表記した上で、直接カートに商品を入れることができるような仕組みも検討しましょう。

売りたい商品をアピールできるおすすめ商品コンテンツ

前項の商品ランキングと合わせて、オススメ商品の紹介もサイトに導入することをお勧めします。

商品ランキングは、ユーザーの商品に対する興味を惹きつけることに有効であるとご説明しましたが、オススメ商品の紹介も同じく、ユーザーの興味を惹くにはとても有効的なコンテンツです。

おすすめ商品は運営側でコントロール可能

おすすめ商品が人気ランキングと大きく異なるのは、内容を運営者側でコントロールできる(※)という点です。

商品ランキングは、自サイトの売れ筋をリアルに示すものであり、売上げ状況に応じてその内容は変化してきます。言いかえれば、ユーザーの購買行動をベースとしたコンテンツというわけです。

また、人気ランキング上位の商品は必ずしも運営者側が売りたい商品ではありません。商品ラインナップを拡大していけばいくほど、利益率の高い商品と低い商品が明確化してきます。中には利益率が0%を下回る価格設定を行い、ECサイト自体のPR材料としているECサイトも存在するほどです。

運営者側からすると、利益率の低い商品より、利益率の高い商品を多く販売したいはずです。しかし、商品ランキングはあくまで、顧客の購買行動を元に内容を構成していくので内容のコントロールは行えません。

※実際にはランキングコンテンツを提供するのはサイト運営者側ですので内容のコントロールは可能ですが、サイトの信用力にも影響してきますのでお薦めしません。

売りたい商品を積極アピール

売りたい商品は単に利益率の高い商品だけではなく、在庫状況の問題から素早く消費したい商品なども含まれます。運営者のその時々の状況に合わせて、ある意味都合のよい商品をおすすめしていくことが出来るというわけです。

このように、おすすめ商品の内容をうまくコントロールすることで、ECサイト運営をより良い状況に導いていくことが可能となります。

また、おすすめ商品というからには、その理由を運営者側が補足しなければなりません。単におすすめということでも一定の効果はあるかもしれませんが、やはりここでもユーザーに対して信頼・納得感を持たせることが大切です。おすすめする理由が全く無いということであれば、正直に「在庫処分セール」と言ってしまうことも効果的です。

まとめ

今回の講座では「商品ランキング」と「オススメ商品の紹介」、2つのコンテンツについて詳しくご紹介しました。

マーケティングでは、プッシュ型とプル型の戦略がありますが、商品ランキングはプル型、オススメ商品の紹介はプッシュ型の戦略となります。

この2つをサイト内で上手く活用していくことにより、より高度で的確な販売促進が行えるようになります。

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Photo by: Marz Photography


著者: マケスタ運営スタッフ

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