ECサイト作成講座(第6回)ユーザーの購入意欲を高める商品写真・画像作りのコツとは?

前回の講座(ECサイト作成講座(第5回)商品ページ作成とサイト内文章の最適化)では、主に文章コンテンツの作り方についてご説明してきましたので、今回の内容と合わせてご確認いただければと思います。

ユーザーの第一印象を決めるのが、商品の画像や写真です。

商品画像や写真は、ユーザーの第一印象を決めるために重要な役割を持っています。画像や写真が悪かったり、そもそも無かったりすると、いくら周辺のコンテンツが充実していても購入に結びつけることが難しくなってしまいます。

まずは、視覚的・直感的に欲しいと思わせることがポイントということです。では、実際にどのような画像や写真を準備していくのが効果的なのかを次からご紹介していきましょう。

利用シーンをイメージさせられる画像を選ぼう。

商品画像は綺麗で商品の特徴が分かりやすいものが良いですが、それ以上に、商品を使用した時に得られるメリットをユーザーにイメージさせることが大切です。

特にアパレル系のECサイトでは、商品画像は商品単体ではなく、モデルが商品を着用しているショットを商品画像として多く使用するのが効果的と考えられています。

また、最近では画像だけでなく、動画を用いた商品説明を行うECサイトも増えて来ました。実際に店舗に来店したのと同じような状況づくりを心がけていると言えます。

商品イメージを伝えるのに適した画像とは?

商品をイメージで伝えることの重要性はお分かりいただけたかと思いますが、具体的にどのような画像・写真を準備したら良いのでしょうか?

ここでは、商品イメージを伝えやすい画像作りに役立つチェックリストをご紹介します。

みなさんが取り扱う商品ごとに、それぞれの項目を当てはめてみてください。きっと「こういった商品画像を用意した方が良いはずだ」というアイディアが浮かんでくるはずです。

  • 商品を使うことで、ライフスタイル(生活環境)がどのように変わるかをイメージさせる
  • 商品の実用性(役に立つ)が一目で分かるようイメージさせる
  • 商品を使っているという臨場感をイメージさせる
  • 商品のサイズをイメージさせる(他の商品と並べてみるなど)
  • 商品の色(カラー)を細かくイメージさせる(単なるピンクではなく、薄めのピンクなどが分かるように)

この中で商品のサイズやカラーについては、到着後のギャップによる返品を防ぐためにも有効です。また、画像・写真だけでは伝わらない部分については、テキストによる補足を行うことで、より分かりやすくイメージしやすい商品ページを作ることが出来ます。

商品画像・写真の準備:自分で撮影するか、プロに依頼するか。

商品画像を準備する方法は大きく2つ。プロに依頼するか、自分で撮影するための機材やテクニックを覚えるかです。次からそれぞれのメリット・デメリットを踏まえてご説明していきましょう。

プロのカメラマンに撮影依頼(アウトソーシング)

プロのカメラマンに撮影依頼から画像加工までを依頼する場合は、初期の機材購入費が必要なくなり、撮影や画像加工を学ぶための時間を節約することが出来ます。

最近ではECサイトの商品画像の撮影を専門とした業者も増えてきています。そういった業者に依頼すれば、商品を送ることで「撮影から画像加工までをワンストップ」で行なってくれます。

自分で撮影する(機材準備~撮影~画像加工まで)

商品画像を準備するもう一つの方法は「自分で撮影する」という方法です。

まず、自分で撮影する場合に最低限必要になってくるのは、「撮影機材を準備する」「撮影をする」「画像加工をする」の3つです。

商品点数が少ないECサイトの場合は、上記のような撮影アウトソーシングサービスを利用するのも良いと思いますが、ある程度の商品点数がある場合には、自分で対応することをお勧めします。自分で撮影出来る環境を整えることにより、新しい商品を投入する時にも素早くホームページに反映することが出来ます。また、ちょっとした画像の変更や差し替えについても柔軟に対応出来ます。

しかし、撮影環境/画像編集環境を整えるには、ある程度の初期投資が必要となります。必要な機材や画像編集に必要なソフトウェアについてご紹介します。

商品の撮影に必要な機材について

商品撮影に必要な機材は、「デジタルカメラ」「撮影に関する周辺機材」「画像加工ソフトウェア」などです。それぞれの機材はこだわりを持つと非常に高額になります。まずは比較的安価な機材から揃えていって、必要性を感じてから機材をグレードアップしていくのが良いでしょう。

撮影に必須となる「デジタルカメラ」

まずは撮影するため必至となるデジタルカメラを準備しましょう。最近のデジタルカメラであれば、基本的にはどれを購入しても問題はありません。目安としては「1~3万円程度」でも十分対応出来ます。

そもそもインターネット上にアップする画質は、そこまで高品質なものを求められません。画質が高すぎると、ファイルサイズも大きくなってしまい、ホームページ上にアップロードすることが難しくなるためです。(もし、アップロード出来たとしても非常に重たいホームページになってしまいます。

ただし、背景を含めた商品画像の品質にこだわりたい場合は、一眼レフタイプのような再現性の高いカメラをお薦めします。このあとご紹介する画像編集ソフトでは、背景を含めた画像の編集も可能ですが、やはり限界はあります。

ちなみに、最近では一眼レフカメラの価格も下落して、「5~10万円程度」で高性能なカメラを購入することが出来ます。

撮影用スタンドとバックペーパー

撮影用スタンドとは、商品をより良く撮るための簡易セットを作るための機材です。商品背景にはバックペーパーという無地の紙を置きます。

バックペーパーについては商品のメインカラーとは対照的なカラーを用いることで、画像編集をスムーズに行えるようになります。

もちろん、これらは一般的なテーブルやデスク、コピー用紙などで代替することも十分可能です。

商品サイズがあまり大きくないなら、撮影用スタンドとバックペーパーがセットになっているボックス型の撮影スタジオがとても便利です。

照明機材

画像(商品)の明暗&コントラストについても画像編集ソフトで修正が可能ですので、照明機材にはそこまでこだわる必要はありません。

極端に商品部分が暗くなる/白飛びの発生、この2点には十分注意し、光が商品全体に均等に当たるように撮影しましょう。

画像編集ソフト

撮影した写真は、画像編集ソフトを使って細かく修正/調整していきます。

特に調整が必要な項目は、コントラスト/明暗(明るさ)になります。明るい部分と暗い部分との差を設定することで、写真にメリハリを持たせて綺麗に見せることが出来ます。商品やサービスに関連する写真がぼやけていては、ユーザーの気持ちをつかむことは出来ません。まずは、コントラストの調整を行うと良いでしょう。

また、撮影時の画像サイズは写真印刷用に適したサイズとなっていますので、ホームページ用にリサイズが必要です。通常、デジカメで撮影した写真画像はファイルサイズも膨大になっているため、ホームページで閲覧するには不向きです。必ず適切なサイズに変更をしておきましょう。

また、商品の特定箇所などをクローズアップさせるためには、トリミング処理(切り取り処理)も行うようにしましょう。デジカメで撮影した写真では、余計な背景や商品の特定箇所をクローズアップして紹介する際には不要な箇所が出てきます。その際に必要となるのが、画像のトリミング処理となります。こちらも画像編集ソフトを使えば簡単に出来ますので、是非覚えておきましょう。

画像編集ソフトは商品画像をより高品質のものに変えるだけでなく、バナーやロゴの作成としても活用できます。ECサイトを運営するにあたって、画像編集ソフトはあると必ず役に立つものです。反対に画像編集ソフトがない場合には、バナーや商品画像が必要になる度にアウトソーシングすることになりますので、手間/コストともにかさんでしまいます。

代表的な画像編集ソフトとしては、AdobeのPhotoshopが挙げられます。有料となりますが画像編集機能がとても充実していて、Photoshop一部の機能が制限されている簡易版「Photoshop Elements」でも十分対応できます。

参考:Adobe Photoshop Elements 11(http://www.adobe.com/jp/products/photoshop-elements.edu.html

まとめ

商品画像が変わるだけで商品のイメージ、ページのイメージ、さらにはサイトのイメージまで変わってきます。

それだけユーザーに与える影響が大きい要素となりますので、高品質の商品画像を提供できるよう、サイト構築段階でしっかり画像制作体制を整えていきましょう。

Photo by: Fruugo


著者: マケスタ運営スタッフ

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