ECサイト作成講座(第3回)サイト名決定と運営形態の選定

ECサイト開店準備編の最終節として、今回の講座では「サイト名の決定」「運営形態の選定」の2点に焦点を絞って講座を進めていきます。

どちらにしても、サイト開店準備段階で検討すべき必須項目で、今後の運営を大きく左右します。

前回記事はこちら:ECサイト作成講座(第2回)実店舗販売からみたECサイト顧客満足の獲得

サイト名決定の重要性

サイト名の決定は今後の事業展開に大きく影響してくる重要な要素です。よくありがちな例として、直感でサイト名を決定したものの、運営途中で様々な不都合が出てきてしまい、サイト名が事業展開の弊害となってしまうパターンです。

だからといって、運営途中でサイト名変更を変更してしまうと、それ以上に事業に大きな打撃を与えることになります。運営途中でのサイト名変更はユーザーを困惑させるだけでなく、これまでのブランディングをすべて白紙に戻すこととなり、SEO面での影響や社内資産の損失へと繋がります。

サイト名決定におけるポイント

このような運営途中でのサイト名変更によるリスクを負わないためにも、サイト名はECサイト構築段階でじっくりと検討を重ねるようにします。サイト名決定におけるポイントとして以下のような項目が挙げられます。

■メインで取り扱う販売商品を含めたサイト名
例えば、ストラップをメイン商品として販売するECサイトの場合、サイト名を「手作りストラップ本舗」とします。メイン商品をサイト名に含ませることにより、ユーザーはサイトを開かなくてもサイト内容(販売商品)を認識することができ、また、SEO観点からも「ストラップ」での上位表示に有利な状況となります。

■ユニークなサイト名
サイト名を固有のものとすると、競合がいないことにより早い段階でサイト名での検索結果1位を獲得することができ、ブランディングとしても有効となります。しかし、認知度が浅い段階ではサイト名での検索ユーザーは非常に少ないため、長期的な視野でブランディングを行っていく必要があります。

運営形態(独自ドメイン型/モール型)の選定

ECサイトの運営形態は、独自ドメイン型モール型に分類することができます。運営形態の選定は今後の方向性を左右する重要な決断となり、自社に適した運営形態を選ぶ必要があります。そのための判断材料となる以下の項目を、独自ドメイン型/モール型双方の観点からご説明していきます。

■運営コスト/利益率
・独自ドメイン型ECサイト
レンタルカート代/ドメイン維持費/サーバーレンタル費と必要最低限の運営コストで、高い利益率を維持できるのが独自ドメイン型ECサイトの強みです。また、ECサイト運営におけるすべての機能が揃ったオールインワンパッケージサービスも多く存在します。
– おちゃのこネット(http://www.ocnk.net/
- Eストアショップサーブ(http://estore.co.jp/
- GMOメイクショップ(https://www.makeshop.jp/

・モール型ECサイト
モール型ECサイトは独自ドメイン型に比べて運営コストが高くなる傾向があり、既存品の販売においては薄利多売の要素が強まります。代表的なショッピングモールは以下の3つとなります。
– Yahoo!ショッピング(http://business.ec.yahoo.co.jp/
- 楽天市場(http://www.rakuten.co.jp/ec/
- Amazon(http://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/services-overview.html

■サイト構成の自由度/オリジナル性
・独自ドメイン型ECサイト
サイト構成やシステムにおいて、自由度が高いのが独自ドメイン型ECサイトです。独自ドメイン型ECサイトで構築したオリジナルコンテンツは競合他社との差別化へと繋がります。しかし、サイト制作に関するスキルを自社で所有していない場合は、更新やコンテンツ追加の度に制作会社に依頼しなくてはなりません。

・モール型ECサイト
それに対してモール型ECサイトは、予め用意された複数のテンプレートの中からイメージに近いものを選び、商品情報や店舗情報を雛型に流しこんでサイトを構築していきます。ですので、サイト制作に関するスキルがなくてもスムーズにECサイトを構築することができます。しかし、独自ドメイン型と比べるとカスタマイズの自由度は低く、同モール内他サイトとの差別化を図るのが難しくなります。

■新規顧客獲得のための集客チャンネル
・独自ドメイン型ECサイト
独自ドメイン型ECサイトの集客はSEO・PPC(リスティング広告)に依存する部分が大きくなります。ECサイト開店しばらくは、サイト自体の認知度も低く、検索エンジンからの集客はほとんど見込めません。いかにSEO・PPCで結果を出せるかが新規顧客獲得の鍵となってきます。

・モール型ECサイト
モール型ECサイト最大の強みはなんと言っても集客力です。ショッピングモール全体での集客力に頼ることができ、開店と同時に一定の集客が見込めます。モール内の有料広告やメルマガ広告も即効性があり、新規顧客の集客チャンネルとしてとても有効的です。

まとめ

集客の基盤が整った一等地に店を構える「モール型ECサイト」
土地代が安い郊外に自由な発想で店を構える「独自ドメイン型ECサイト」

二つの運営形態の特徴はこのように表すことができます。販売商品や資本力、サイト制作スキルの有無など総合的に判断し、どちらを採用するかじっくり検討するようにしましょう。

Photo by:The Booklight


著者: マケスタ運営スタッフ

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