ECサイト作成講座(第1回)ネット通販を開業するための準備(チェックリスト)

みなさん、こんにちは。マーケスタイル運営スタッフです。

今回からECサイト運営に関する講座を、約30回にわたってお届けしていきます。

ECサイト実務、会計や販売促進など、ECサイト運営にまつわる様々なテーマを取り上げ、即戦力となる実践的内容を分かりやすく説明していきいたいと思います。

初回となる今回は「ECサイト開店準備編」とし、ECサイト開業・開店に向けて必要となる項目をいくつか取り上げご紹介していきます。インターネット通販の開業は、実店舗に比べて低リスクですが、最低限の事前準備や必要となる費用など、抑えておきましょう。

それでは最後まで、何卒お付き合いの程よろしくお願い致します。

ECサイト構築/開業にかかる費用

一般的にECサイトの構築・開業は初期投資が少なく、参入障壁が低い業種として広く認知されています。

確かに実店舗を構えるにあたって必要となる資金に比べると、ECサイト構築/開業にかかる費用は少なくなることが多いです。しかし、ECサイト開業は実店舗運営同様、様々な面での費用が発生し、ある程度の元資金が必要となります。

ECサイト構築/開業にかかる費用は以下のような要素に、どこまで”こだわるか?”によって変わってきます。

■ECサイトデザイン
HTMLやCSS及びサイトデザイン全般に関するスキルがある場合は、この部分のコストは削減できますが、サイトデザインをアウトソーシング(外注)する場合は10万円~50万円の費用が発生します。

■カートシステム
独自のカートシステムを構築するには、非常に高額な費用が発生します。そのため、ECサイト初期段階では楽天やショップサーブといったECサイトASPのカートシステムを導入するのが一般的です。

このようなカートシステムは機能面やその他サービスの充実具合により、価格差が大きくなっています。(1000円前後~40000万円前後)

■新規顧客獲得のためのプロモーション
ECサイトを開店させても販売促進のプロモーションを行っていかなければ、ユーザーを呼び込むことができません。また、ECサイト開店間もない時期はリピーターが存在しないため、その分新規顧客獲得のためのプロモーション費用が多く発生します。

楽天やYahooショッピングといったモール型をメインとして展開する場合には、モール内での広告費用、独自ドメインで展開していく際はSEOやリスティング広告を積極的に活用していく必要があります。

■販売商品の数量や仕入れ価格
ECサイトを開店する以上、商品のラインナップを決め、在庫を持つ必要があります。

ECサイト構築段階の仕入れ価格は極力最低限に抑え、新規顧客獲得のためのプロモーションに多くの費用をあてるようにします。その後、状況に応じて販売商品のラインナップ&在庫数量の充実を図っていくようにしましょう。

ECサイト運営にかかる費用

次にECサイトを維持するための運営費用についてご説明します。

ECサイト開店の段階はあくまでスタート地点に過ぎず、顧客満足の獲得・顧客のファン化を図り、利益の出るシステムを構築していくことが最終的な目的となります。そのためには、以下のような運営費用が必要となります。

■宣伝広告費
利益に対する先行投資となる部分です。販売する商材やその他運営コストによっても前後しますが、一般的に全売上げの8~10%を新規顧客獲得のためのプロモーション費用として確保する必要があります。

WEBマーケティングにはSEOやPPC、メルマガやバナー広告と様々な集客チャンネルが存在します。いずれの方法にしても、費用対効果の予測&算出をしっかりと行うようにしましょう。

■商品開発費用/商品原価
商品開発費用/商品原価は高くとも全売上げの50%以内に留めることが望ましいといえます。既存品を販売する場合は、どうしても商品原価の割合が高くなる傾向があります。

商品原価を下げるためには、自社独自の付加価値を付けたり、大量仕入れ、独自仕入れルートの開拓など、様々な工夫や企業努力が必要となります。

■人件費/家賃
固定費となる部分です。規模にもよりますが、事務所や倉庫を賃貸する場合に発生する家賃とスタッフに対する人件費、それと合わせて事業主の所得も確保する必要があります。

事業計画書の作成

このようにECサイト構築/開業にかかる費用が明確化したら、お金の流れ/モノの流れ/人の流れを整理し、以下のような項目を含めた事業計画書を作成していきます。

今後どのような事業展開を行い、事業を軌道に乗せ黒字化していくために必要な期間や具体的方法などを記載し、第三者からの共感が得られる事業計画を短期的/中期的/長期的観点からそれぞれ構成していきます。

■資金回収計画/営業計画
利益を拡大していくため、また初期投資に対する資金回収をどのように行っていくかを整理したものが営業計画となります。

銀行からの借り入れがある場合には、それに対する返済計画を記し資金回収計画とします。

■投資計画
ECサイト開業に必要な初期コストとECサイト運営に必要な維持コストを分類していきます。また、売上げに対して、どのようなパーセンテージで「宣伝広告費/商品原価/人件費/家賃」等を配分していくかも記しておきます。

まとめ

ECサイトの開業は少ない資本で始められ、全国(または世界中)のユーザーを対象に販売活動を行っていくことができます。しかし、運営開始後も様々なコストが発生し、運営状況によってはそれらのコストに圧迫され、業績拡大の弊害となったり、維持が困難な状況に陥る可能性も十分に考えられます。

これらのことを予め理解しておくと共に、数年先まで視野に入れた明確で長期的な事業計画を立てることがECサイト構築段階ではとても重要となります。


著者: マケスタ運営スタッフ

マーケスタイル(通称:マケスタ)の運営事務局です。ホームページ運営に基礎から応用まで、役立つ内容を分かりやすくご紹介していきたいと思います。
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